夕立の雲もとまらぬ夏の日の

〜〜〜夕立の雲もとまらぬ夏の日の

かたぶく山にひぐらしの声〜〜〜   (式子内親王)

 

(夕立を降らせた雲も消え去った夏の日

夕日が沈んで行く山からひぐらしの声が聞こえるよ)

 

照りつける真夏日に真っ白い入道雲、夕方になって突然の雨

少し気温も下がり涼しさを感じていたのを懐かしく思い出します。

そろそろ夏の終わりを感じて嬉しいはずなのに

夕暮れとともにカナカナと鳴くひぐらしの声に

何とも言えない詫びしさを感じたものでした。

 

 

8月23日は処暑、暑さが峠を越して秋に向かう頃です。

とは言えまだまだ日中は36度を超える気温

連日熱中症警戒アラートが出ています。

ただ日暮れが早くなり心なしか風が涼しくなったような気がします。

処暑の頃、新月から数えて7日目

今年は8月22日が旧暦の七夕になります。

国立天文台は旧暦の七夕を伝統的七夕として

暗い夜空に光る星と天の川を楽しめるよう

明かりを消して星空に目を向けようと呼びかけています。

ぜひ暗い夜空に光る天の川を眺めてみませんか。