通りすがりに目に入った美しい蓮の群生に思わず
車を止めて見入ってしまいました。
かつて夏の風物詩として、篠山城南堀一面に咲き誇っていた蓮が
2005年頃突然に消滅してしまいました。
蓮の無くなったお堀は寂しく殺風景だったのが思い出されます。
その後、地元の小学校から「蓮を復活させたい」と声が上がり
市は調査をはじめたそうです。
原因は当時流行していたミドリガメをペットとして飼い切れず
お堀に捨てると言う行為でした。
2014年からアカミミガメなどの外来種の駆除や
種レンコンを移植したり小学生や地域の方の活動によって
2020年夏に15年ぶりに蓮が開花したそうです。
猛暑の炎天下の午後でしたが篠山城跡を背景に
蓮葉もお花もとても美しくて懐かしくて
蓮を愛する地域の方々の思いを感じたひと時でした。