苫屋(とまや)

武野紹鴎は、樹木が枯れる初冬の冷え冷えとした空気、そこで感じる清々しく凛とした心持ちで茶の湯に向き合うことを侘茶の境地としました。

「みわたせば 花ももみぢも なかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮れ」  (藤原定家)