秋が深まり、美味しそうな林檎を見つけました🍎
薄紅の秋の実に思わず藤村の【初恋】を思い出しました。
言葉の深い意味もわからないまま学んでいた頃から
幾年が過ぎ年齢を重ねてようやく詩のしみじみとした
情景をも感じられるようになりました💕
初恋 島崎 藤村
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
優しく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがここなきため息の その髪の毛にかかるとき
楽しき恋の盃を 君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下に 自ずからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと 問ひたまふこそ恋しけれ