秋といへば空すむ月を契りおきて

〜〜〜秋といへば空すむ月を契りおきて
光まちとる萩の下露〜〜〜                (藤原定家)

(秋と言えば秋空に輝く月、約束したように
月の光が出るのを待ってうつしとる萩の下露よ)

あつい暑いと過ごした夏も過ぎ、秋風の感じられる頃となりました。

いつのまにか稲穂は黄色く実り、すすきの穂も

風に揺れて朝夕は寒いくらい。

P9022236夜露に濡れる萩が紅紫色に咲き始めました。

万葉集では、花見というと春の梅と

秋の萩だったそうです。

秋の収穫の時期、豊穣と咲きこぼれる萩を重ねて

崇め愛でたのでしょうか。

中秋の名月は、旧暦8月15日「十五夜」きれいな澄みきった大きなお月さまに

手を合わせ眺めてみたいと思います。