〜〜〜秋といへば空すむ月を契りおきて
光まちとる萩の下露〜〜〜 (藤原定家)
(秋と言えば秋空に輝く月、約束したように
月の光が出るのを待ってうつしとる萩の下露よ)
あつい暑いと過ごした夏も過ぎ、秋風の感じられる頃となりました。
いつのまにか稲穂は黄色く実り、すすきの穂も
風に揺れて朝夕は寒いくらい。
夜露に濡れる萩が紅紫色に咲き始めました。
万葉集では、花見というと春の梅と
秋の萩だったそうです。
秋の収穫の時期、豊穣と咲きこぼれる萩を重ねて
崇め愛でたのでしょうか。
中秋の名月は、旧暦8月15日「十五夜」きれいな澄みきった大きなお月さまに
手を合わせ眺めてみたいと思います。