朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに

〜〜〜朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに

吉野の里に 降れる白雪〜〜〜     「古今集」

 

(夜がほのかに開けるころ 明け方の月かと思う程に吉野の里には雪が降り積もっている)

 

明け方に窓を開けると西の空に満月がまだ明るく輝いていました。

夜の満月は勿論美しいけれどほのかに明るい空に光る

有明の月はとても風情があります。

新月から始まって三日月、満月と形を変えて

また三日月になって新月に戻る満ち欠けを

約29:5日の周期で繰り返して月齢16以降の月が

夜明けの空に見えるそうです。

月齢が進むにつれて形を変えていく有明の月を

一日の始まりに偶然にもほんの一瞬出会えると

なんだか嬉しくなります。

あっという間に日にちが過ぎて

気が付くともう月は見えなくて・・・

一ヶ月があっという間に過ぎてしまう。

二月もはや半月が過ぎてしまいました。