月見れば 千々にものこそ 悲しけれ

〜〜〜月見れば 千々にものこそ 悲しけれ

わが身一つの 秋にあらねど〜〜〜    (古今集)

 

(秋の月を見ていると あれこれときりがなく物事が悲しく思われる。

私一人だけに訪れた秋ではないのだけれど)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧嵯峨御所大本山大覚寺の観月の夕べに参加いたしました。

一週間前から雨の予報、当日朝も雨が降っていて

観月は出来ないかもと思いながらも

午後から京都に向かいました。

嵯峨嵐山に着く頃には青空が見えて

夕刻には綺麗なお月様が顔を出してくれました。

五大堂観月席では京都支部の方々の楽しいお茶席

刻々と明るさを増して行くお月様を観ながら

美味しいお菓子とお抹茶をいただきました。

大沢池は嵯峨天皇が離宮嵯峨院の造営にあたって

唐の洞庭湖を模して造らせた日本最古の林泉。

龍頭鷁首舟で大沢池遊覧を楽しみながらの観月の夕べは

とても優雅な非日常でした。