はちす咲く あたりの風の かほりありて

はちす咲く あたりの風の かほりありて

      こころの水を 澄ます池かな  (藤原定家)

 

(蓮の花が咲いているあたりから風に乗って香りが漂って

こころの水までも綺麗にしてくれるようだ)

 

 

 

 

 

 

 

「はちす」とは蓮の古名で花の散った後の花托が

蜂の巣に似ていることから蜂巣とも書かれています。

可憐な大きな花は、朝陽を受けて開き夕方には閉じて

と繰り返し4日目には散ってしまいます。

泥水の中から美しい花を咲かせる強さは

「煩悩を乗り越えて悟りを開く心」を意味し

その美しさと散り際の儚さは

人生の無常観を伝えていると言われています。

今年も篠山城跡南堀の蓮の花を愛で

こころの清浄を願いたいと思います。