つひにゆく 道とはかねて 聞きしかど

〜〜〜つひにゆく 道とはかねて 聞きしかど

 昨日今日とは 思わざりしを〜〜〜(古今集)

 

(いつか最後に歩む道だとは前から聞いてはいたけれど

まさかそれが昨日今日だとは思いもしなかった)

 

 

戦国武将のようにこよなく「茶の湯」を愛した茶友が

安らかに天に召されてしまいました。

お仕事の合間に床に軸を掛けて茶花を入れ炉を整えて炭を置き

釜をかけてとお稽古に励まれていました。

桜の頃には、毎年お道具を取り合わせては奥様と

古い茶友の方々をもてなし

茶事を楽しんでいらっしゃいました。

今までの穏やかな楽しいお茶のひと時に

心よりお礼と感謝を申し上げます。

 

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。