郭公我とはなしに卯の花の

〜〜〜郭公我とはなしに卯の花の

憂き世の中になきわたるらん〜〜〜    (古今集)

(ほととぎすは私と同じ身の上ではないのに世の中の

辛さを晴らすかのように鳴いている)

 

昨年よりの新型コロナウィルス蔓延により

自粛の日々が続いています。

 

寒風の中待ちわびた春光、例年よりも早い花々の開花から始まり

散り急いだ桜花、樹木は早々と芽吹きひと雨ごとに緑を増して

水無月を待たずにはや梅雨入り

駆け足のような自然の移り変わりにハラハラドキドキです。

 

何事もなかったのように初夏を告げるほととぎすの初鳴き

水田の早苗の美しさ

季節のめぐりに触れ自然の豊かさに感動し

只々懐かしい心地よさに幸せを感じます。