白露に風の吹きしく秋の野は

〜〜〜白露に風の吹きしく 秋の野は

つらぬき留めぬ 玉ぞ散りけぬ〜〜〜        (後撰集)

 

(草の葉の上に光っている露の玉に 風がしきりに吹き付けている秋の野原は

糸に通した真珠が散り吹きとんでいるようだ)

 

今年は八月三十一日が二百十日

になります。

立春から二百十日目で

この時期より台風が多くなります。

今年は七月の長雨の影響で

例年よりは遅いようですが

山村の方では台風の被害を

受ける前に稲刈りを

済ませるようです。

九月九日は、陽の最大の数の九と九が重なるところから

重陽と言われます。

重陽の節句は、菊の節句ともいわれ

菊の花弁を浮かせた菊酒をいただいたり

菊の香りを着物に移したりしてお祝いをいたします。

猛暑もそろそろ終わりを告げてほしいですが

秋が深まると少しずつ寂しくなりそうです。