橘は実さへ花さへその葉さへ

~~~橘は実さへ花さへその葉さへ

枝に霜降れどいや常葉の木~~~                     (万葉集)

(橘は実や花やその葉もすばらしいものですが、枝に霜が降っても、ますます栄える常葉の木ですね)

 

先日、茶席の香煎に「橘」を思い立ち橘茶はないものかと探していたところ

ふと目にとまった「なら橘プロジェクト」

早速にお尋ねしたところ「大和橘」の魅力を大変親切に教えて下さいました。

「大和橘」は万葉の時代から実も花も葉もすばらしいと歌われています。

お菓子は元々神様のお供え物で「大和橘」は

「非時香果(ときじくのかぐのこのみ)」としてお菓子の元とされています。

茶道の奥伝では、真・行の点前に応じて縁高に7・5・3種類のお菓子を

盛り付けます。その内の1種は水菓子(果物)を用意します。

古き時代の名残りだそうです。

「大和橘」の香りは日本らしく奥ゆかしい香り言われています。

早々にお送り下さった「大和橘」の葉は、今までにいただいたことのない

爽やかで微かな香りのあるお香煎として美味しくいただきました。

私は「大和橘」が大好きになりました。実をいただいた後、種を植えました。芽がでますように・・・。

大和郡山市長 上田清氏の「よみがえれ大和橘」より引用させていただきました。

この度お世話になりました「なら橘プロジェクト推進協議会」の城様、有難うございました。