〜〜〜昔おもふ 草の庵の 夜の雨に
涙な添へそ 山ほととぎす〜〜〜 (新古今集)
(粗末な家に五月雨が降る夜、昔の優雅な暮らしを思い出してしんみりしているのに、
ほととぎすよそんなに悲しい声で鳴いて涙をこぼさせないで)
高野川の清流に沿って歩き
吊り橋を渡ると瑠璃光院の山門が
見えて来ます。
通常は非公開ですが、春と秋に特別拝観が
実施されています。
青もみじにたっぷりと水を含んだ苔に
陽光が当たると瑠璃色に輝くという
「瑠璃の庭」を眺めながらひととき時間を忘れて美味しいお菓子とお抹茶をいただきました。
瑠璃光院は1万2千坪の敷地に元々別荘として建てられたために数寄屋造りの建築と日本庭園が見事なのですね。
心が穏やかに癒される素敵なお庭でした。