見わたせば 柳桜をこきまぜて

〜〜〜見わたせば 柳桜をこきまぜて

都ぞ春の錦なりける〜〜〜    (古今集)

(はるかに京の都を見渡すと 柳の緑と桜の花の色とが混ぜ合わさって

まさに都は春の錦のようだ)

 

春の日差しに桜の花がゆらゆら咲き誇り、緑の若葉がキラキラ輝いて

本当の春を実感しつつも

どんどんと過ぎていく季節の移ろいに戸惑ってしまいます。

昨年はコロナ禍ギリギリに開催できた「さくら茶会」でしたが

残念ながらこの春は計画を見送りました。

季節を変えてまた茶会ができればと思っています。

 

 

日々の生活にできるだけ自然を感じたくて

三月は野山で蕗の薹を見つけて早速に天ぷらにして春を味わいました。

四月になり、つい先日知人に山椒の若芽をいただいたので

山利さんの白味噌で山椒味噌を作りました。

ひとり時間、細やかな贅沢と思い季節の料理を楽しんでいます。