半澤鶴子の「一期一会茶事行脚」講座に参加

知人に誘われ半澤鶴子先生の講演に参加しました。
昨年のEテレ特集「女ひとり 70歳の茶事行脚」の女性です。

70歳を機に茶事の神髄を極めようと
茶道具に鍋釜をバンに積み込み
着物姿で自ら運転し全国各地を巡る。
その土地の食材を探して、その土地で出会った人々に
料理とお茶を振る舞う。

野宿をしたり、車で眠ったりの壮絶な茶事行脚。

半澤先生の「ただお茶が好きだから、
茶事が好きだから続けてこれた」とのお言葉に
続けることの厳しさ、覚悟を思い知らされました。

壮絶な人生を感じさせない奥ゆかしいお声に、お話し方に
女性としての魅力をも感じました。

教科書通りの形式だけの茶事でない、亭主と客の気配と間合いが
大切だと教えて頂きました。

茶事は、気配と間合いの文化だとおっしゃられました。
茶事を一人で準備し、もてなしをするだけでも大変な労力かと
思わず後ずさりをしてしまいそうなのに、見知らぬ土地で見知らぬ人に
声をかけて茶事を催してそれを喜びと感じられる半澤先生の生き方に
ただただ感動致しました。